経験者が語る自毛植毛のデメリット

自毛植毛関連

M字ハゲに悩んでいた私は思い切って自毛植毛をしました。

そして施術から約5年経過した今も元気にM字部分に生えてくれています。

AGA治療薬では前頭部は産毛を生やすのが限界だったので、植毛してほんとよかったと思っています。

1度植えてしまえば半永久的に生え続ける自毛植毛は素晴らしい技術です。

私も知った時は「もう自分のMハゲを解消するにはこれしかない!」と思ってすぐに行動に移しました。

植毛して俺はMっパゲから卒業してやるぜ!!

施術の前から自分の髪がフサフサになっていることを想像し舞い上がっていましたねw

おそらくこれから植毛しようと思ってる方も私と同じような気持ちになっているのではないでしょうか。

しかしメリットだけでなくデメリットがあることも知ってほしいと思います。

私は当時メリットの事しか考えていなかったので・・w

今回は私が思う自毛植毛のデメリットを書いてみました。

動画でも話しています

自毛植毛のデメリットとは?

採取部に傷が残る

自毛植毛には大まかにわけて二種類の施術方法があります。

一つはFUTというメスで後頭部の毛包を皮膚ごと線状に切りとって採取する方法。

こちらの方法では線状の傷が残ります。

もうひとつは私も行ったFUEというパンチという機器で毛を1本1本採取する方法です。

FUEでは小さな穴状の傷が残ってしまいます。

毛包ごと採取するので仕方のないことですが一生残る傷なのでデメリットと言えるでしょう。

しかし後頭部の傷は髪を伸ばせば隠せますので坊主頭にしない限り目立つことはないでしょう。

私はFUEで1400グラフト採取しましたが後頭部は現在こんな感じです。

しかし今後大量の毛を採取すればスカスカに目立ってしまうことでしょう。

施術を担当してくれる医師はその辺の事をしっかりと考えて何グラフト植毛するかカウンセリングしてくれると思います。

前頭部や頭頂部が濃くなっても後頭部が薄くなってしまっては本末転倒ですからねw

費用が高額である

費用に関してが一番ネックに感じてる方が多いのでないのでしょうか?

実際私はそうでした。

他の事はあまり考えずにとにかく安く植毛したいと思っていて、それが最優先事項でしたね。

自毛植毛は1回にかかる費用が他のAGA治療より高いです。

AGAクリニックでは月々2万~3万円、市販されているミノキシジル入りの発毛剤では数千円程度ですからね。

植えるグラフト数が多かったり、刈り上げないタイプ(施術したことがバレにくい)の施術方法になるとさらに高額になります。

そして保険適用外なので全額実費です。

少なくとも数十万、高くなると数百万になるのでお金持ちの方でない限り、サクっと出せる金額じゃないですよね。。

ですから費用を一番のデメリットと感じてる方は私みたいに海外でのクリニックを考慮してみたり、国内のクリニックの料金を比較してみるのがいいと思います。

完成するまでに時間がかかる

AGA治療薬では3カ月から半年くらいで効果が、かつらのオーダーメイドであれば1~2ヶ月で完成するのに対して自毛植毛が完成形と言える状態になるまでには個人差はありますが、平均で1年後くらいと言われています。

これは「1年なんて待てねえよ!!」という方にはデメリットでしょう。

そして植毛した毛というのは大体の場合で1度抜け落ちてしまいます。

抜けずにそのまま伸びていく方もいらっしゃるみたいですが、ほとんど方が1度抜けるようですね、私の場合も術後1ヶ月くらいで抜け始めました。

抜け落ちた後はしばらく生えてきませんのでその間は植毛する前のハゲのまま過ごさなければなりません。

その期間は暗黒期で生えてきても伸びるまで数ヶ月かかりますからね。

私の場合は半年くらいで大体生え揃いましたが「半年でも長いよ・・」と思う方もいらっしゃるでしょうね。

採取できるグラフト数には限りがある

1度グラフト(毛包)を採取した部分というのは毛が生えてきません。

なので採取できるグラフトには限りがあります。

昨今注目されている毛髪再生医療みたいに無限に増やすことはできないので、採取する後頭部や側頭部の毛をどこにどれくらい使うかを考える必要があると思います。

ただ将来的に自分がどれくらいハゲるのかわからないのでどの時期にどれだけのグラフト数を植毛するかというのは誰もが悩むのではないでしょうか。

また施術方法のFUTとFUEではFUTの方が生涯採取数が多いと言われていますので、将来的に大量のグラフト数を必要とするかもしれないとお思いの方は、一概には言えませんがFUT法の方が良いかもしれませんね。

いずれにせよ大切なグラフトには限りがあります、施術方法はクリニックの担当医とよく話し合って決めるのがいいでしょう。

術後かゆみや腫れ・むくみが出る可能性がある

施術の麻酔や傷の影響で術後かゆみや痛みが出ることがあります。

私の場合はおでこは腫れ、顔はパンパンにむくみました。

腫れは5日間くらいで引きましたが、なかなか酷い顔面だったことを憶えていますw

これも個人差がありますので、私の場合は腫れやむくみがあったということです。

顔がむくんでいるから植毛したことがバレるということはありませんが、一時的に顔が腫れてしまうかもしれないというのはデメリットですね。

植毛後もAGA治療は続く

「自毛植毛は植えればずっと生え続けるから1回すれば一生ハゲに悩まなくていい」

という考えは間違っています。

ただしこれはAGAによる薄毛に悩んでいる方に限ります。

AGA以外の方、例えば生まれつきおでこが広い方は植毛後の治療は必要ないでしょう。

それと完全にハゲきってから植毛した方もその後の治療は必要ないかな?(後頭部や側頭部から採取した毛はAGAの影響を受けにくいと言われている為)

しかしAGA治療中の方は植毛部以外の既存毛は基本的に薄毛が進んでいきますので治療をつづけなければなりません。

私も植毛後の今も絶賛治療中ですからね。

「植毛してもAGA治療は続くのか・・」とがっかりする方もいらっしゃる方もしれませんが、せっかく植毛したのに植毛部以外が薄くなってきて結局ハゲに見られてしまうよりはマシと言えるのではないでしょうか。

しかし治療の面倒が続くのは治療を必要としないカツラなどにはないデメリットでしょうね。

まとめ

いかがでしょうか?以上が私の思う自毛植毛をする上でのデメリットです。

植毛は素晴らしい技術に間違いないと思います、ですが良い面がある一方、このような短所があるということを事前に知っておいた方がいいでしょう。

この他にも人によってはデメリットと感じる事もあると思いますので、植毛をお考えの方はネット情報だけでなくにクリニックのカウンセリングで担当医に色々と聞いてみるのが良いと思います。

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